私は何で文章を書き続けているんだろうと思った。
たぶん、自分を信じるためだと思った。
たぶんね、みんな自分を信じたいけど信じ切ることができなくて苦しいんだと思う。
人に騙されたって怒る人も、
酷いこと言われたって怒る人も、
本当はいつも自分の感覚だけを信じ切るのが怖いから、
統計的な根拠とか、医学的なエビデンスとか、常識とか、
そういうものの「通り」にいたら安心だと思ってしまうんだと思う。
だから私は臨床心理士さんのところに行ったんだと思う。
自分を信じられなくて患った心の病気なのに、また「すごい人」のところに答えを聞きにいこうとしたの。
自分の人生を生きることからまた逃げたんだ。
だから私には先生を恨む資格なんてなかったんだ。
親を信じて、代表を信じて、彼を信じて、臨床心理士さんを信じて、
それって「私が幸せになれる答えください」ってやってたってことだよね。
で、多分誰も私が幸せになれる答えを持っていなかったってだけなんだ。
そんなの当たり前だよね。
私の人生なのに。
怒るなんてお門違いだったんだなって思った。
ただ、自分を信じた言動で世間から叩かれるのが怖かったんだ。
そういう経験は何度もあったし、
その度に自分を信じられなくなるから。
自分を信じられなくなるのが怖いってことは、自分を信じたいってことなのにね。
だから私は、このスペースを作ったんだと思う。
今の私ではまだ弱くて、
自分が感じたことをSNSに書いたら、
誰か権威のある人に話したら、
正しい人たちの意見でまた自分の気持ちがわからなくなるから。
