土地とブランドの力

私は前に留学でニューヨークに住んでいた。
その時とあと、銀座に住んでいた時。

その時は土地のエネルギーを借りて、人生にアシストがついてた気がする。

私の自信を土地のブランド力からもらってた。

でも、適応障害で全てを失って、地元に戻ってきた。その時に、私はなんでもなかったことを強制的に思い出させられた。

外側にメッキばかり貼ってきたのを直視させられた。

だから、親と向き合って
ボロボロの実家と向き合って
この土地で生まれた自分のアイデンティティを否定しないように

過去に捨てたものを拾い集めるようにこの一年半過ごしてきた。

でも、今の私にはまだ何もない。

ここに必死に自分の気持ちを書いてるだけで、まだお金を作ることもできていない。

東京のことを思い出すと、
羨ましい。
もう一度戻りたいし住みたい。

でもそれは、「あそこならここよりももう少しチャンスが残ってるかも」っていう
逃げ
に近い気もする。

どこに置かれても自分で幸せを作っていける気概が欲しいから、
素敵な場所に逃げずにもう少しここで踏ん張りたい、

というのが本音なのかな。

私はこの一年半で、今までみたいな高い服を着るのも一旦お休みをして、
「女」を作ることもしていない。

今までの自分なら、こんな飾り気のない自分は絶対許せなかったと思うんだけど、

最近は自分を飾る気が起きない。

ブランドの強さを借りない自分で、磁場を生む女でありたいと初めて思ったんだ。
Vortexってことかな。

ノーブランドですっぴんなのにいい女になれたら
最強だと思うんだよね。

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