私はどこに向かっているんだろう。
私に長所があるとすれば、「自分を疑い続けること」ではないかな。
私はいまだに自分を疑い続けている。
それは問いを深めすぎていつまでも答えが見つからない、この私の生き方では物理的な成功は望めず、この実利社会ではまだ発言権がないから。
私の生き方を否定してきた人たちは、社会でいう権力者ばかりだった。
彼らは私のためを思って言ってくれた部分もあると思うけれど、
その根底には「眼に見える成功が正解」という前提がある。
力のある人たちの私へのマイナスのフィードバックが、いまだに私に自分自身の生き方への疑問を持たせ続けている。
わざわざ自分から言わなかっただけで、さすがに私も何も結果を出していないわけではなかったんだよ。
コンクールの入賞だけが生き甲斐だった時代も、
花形と呼ばれる職業についていた時代も、
SNS映えする生活をしていた時代も
私はそれでも、どこか満たされない感覚を感じていた。
心を壊して働けなくなり、自宅でできる仕事を探しながらSNSで発信していた時、
自分の心の変化を書いた投稿が数百のいいねがつくようになった時にも
「このまま周りの反応の良さで「正解」だと思ってはいけない」
「このまま数字を伸ばす方に行ってはいけない気がする」
と思った。
私はきっと目に見える成功や数字的な結果で「私は幸せだ」と勘違いしたくないんだ。
その光の影に隠れた本当の自分の幸せを見つけるまで、自分に問いかけ続けたいんだ。
これがわかった以上、誰かの元で働いてはいけないと再認識した。
一般的には数字や結果が出ないと仕事が成り立たないのだから、誰かの元で働いたら不調和が起こる。
人が肥やした畑で無責任に好き勝手することになる。
私が私で生きられて働ける環境を、自分で作らないといけない。