ヤングケアラーの責任と無責任

そもそも私が出会ってきたヤングケアラーの人たちは、子供の頃から親の尻拭いをすることが日常の役割に入っていた。本人たちに自覚がないこともある。
 
 
家事放棄の親の代わりに家事をする子供
親の代わりにお金を工面する子供
親の不機嫌を受け止め続ける子供
親のカウンセラー、相談役になる子供
親の代わりに人様に謝って回る子供
 
 
そういった子供たちは、
日常的に「エネルギー」の一部を、親のために割いている
 
すると、自分に使えるエネルギーが必然的に少なくなる
それが塵となり積もっていくと
将来的に病気や精神疾患という形で『エンスト』を起こす。
 
親から離れれば良いのか?というとそういう訳でもなく、無意識に入ったこの役割意識は、
罪悪感となって子供達を縛る。
 
その無意識の「自分がやらなければいけない感覚」は、社会で出会う他者にも自動的に発動し、
 
気がつけばいつも人のためにエネルギーを垂れ流す人生を送っている。
 
 
 
この無意識のサイクルに飲み込まれている1番の落とし穴…というか、私が問題意識を感じているのは、
 
子供の頃から人のために行なっているという感覚は、「自分は責任感が高い」という無意識のセルフイメージにつながる。
 
 
そしてそれは、実は自分が責任を取れていない部分を自覚できないことにつながる。
 
「自分は昔から必死にやってきた」という自負が
意地やプライド、負けたくない気持ち、譲りたくない気持ちに変わることもある。
 
 
そこに縛られている間、
知らないうちに自分自身が他者に尻拭いをさせている現実があり、
 
それが現実の歪みとなって、悩みや問題ごととなって表面化する。
 
 
 
そしてそれに気が付くまでは
それを世代間連鎖として
自分の子供達に次世代に繋げていってしまうのだ。

melle
運営者

 
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